沖縄のコロナと現状
こんにちは、ぶーこです。
コロナ禍は、皆さんにとってはどうだったでしょうか。
生活がすっかり変わってしまった人も、何も変わってないという人もいるかもしれません。
沖縄の地方の状況はどうだったかという話です。
東京が大騒ぎをしていたころ、沖縄ではまだ数名で、大丈夫という雰囲気が漂っていました。
それは仕方がないにしても、すでに渡航制限や入国制限をし、那覇のメインの国際通りも人が減っていたころ、ウチの社長が「マスクをつけて接客なんて、客に失礼だろう」と言っていたそうです。
社長が言ったからといかにも「それが絶対だ」「従わないとうるさい」「怒られる」等と思考停止して「だからマスクは付けられない」「どうせ手に入らない。売ってない。」と言っている店長がいて驚きでした。
社長が「マスクを付けるな」と言っているのだから、何の役職も権限もないペーペーの一社員の私が「マスクを付けてください」と言ったからといって、何でつけなきゃいけないんだという威圧と言い訳を感じました。
社長が言ったことは、たとえ間違っていても「絶対」服従で、お前が口を出すことではないという思考停止は、ちょくちょく感じています。
なんで、それに従うんだろうというようなことに「はい、はい」と従っているのです。
社長をあんな風(おバカなワンマン)にしたのは、そんな態度の社員たちにも問題があるのですが、それはおいておきます。
沖縄でのコロナの感染者が、クラスター発生により、一気に人数が増えたころから(4月にはいってからです)、ガラッと状況が変わりました。
その前から、既に観光客が減り、国際通りはがらがらだと言われていましたが、それ以外本島の地方はそこまで大騒ぎになっていませんでした。
2月一杯までは、小学校も普通に授業してましたし、休業している店もほとんどありませんでした。
3月からは全国的に学校が休みになるのに合わせ沖縄でも学校が休みになり、那覇では臨時休業する店舗や、テレワークする会社が増えました。
テレワークの出来る業界は、5月いっぱいくらいまでテレワークだったのではないでしょうか。
6月に入ってから、徐々に動きが出てきています。
3中旬~5月は、ほとんどの飲食店が休業していました。
観光施設は、4月~5月のゴールデンウィーク明けまで休業というところが多かったように思います。
観光客がまだいない分、観光客の多かった中南部は動きが鈍いです。
中部のホテル・飲食街は、まだまだのようです。
南部は、地元客の付いている店は動きが出てきているといったところです。
北部は、地元の人間は(仕事も買い物も)通常に戻っているように思います。
南部は、マスクをしていないと白い目で見られる感じです。
北部でも、病院やスーパー等ではマスクがないと居心地が悪い感じですが、それ以外では付けていない人が多くみられるようになってきました。
沖縄に来ないで下さいとデニー知事が言っていたゴールデンウィークは、来沖人数は減ったようですが、それでも内地からゴルフに来ていた人がいたとゴルフ場勤務のダンナが言っていました。
ダンナも私も、ゴールデンウィークも勤務だったんですけどね。
3~5月までは休みも多く、帰りも早かったダンナがここ数日、仕事が忙しくなってきたと言っています。まだまだ県外の人は少ないけれど、県内の人が沢山来るそうです。
・・・あんまり書くと、個人特定できる状態になってしまいますね。
知っている人は読んでないでしょうから、心配は要らないと思いますが・・・。
5月に入ってからこれまでずっと、沖縄ではコロナ患者は発生していません。
コロナに対する怖さは、随分減っているのは確かですが、経済的には正直まずいです。
まだまだこれから、飲食店やレンタカー、宿泊(ホテル・民泊)等、観光業には影響があるものと思います。果たして、どこまで持ちこたえられるか、というのが現状のところが多いと思います。
ウチの会社もいつ潰れてもおかしくないくらいなので・・・
私は辞めたいので全く問題ないのですが、特定されるのはまずいのでこれくらいにします。
以前のようにインバウンド売上までを求めはしないので、国内の通常の観光や出張、楽しいこととが戻ってきますように!
皆が幸せでありますように。
読んでいただき、ありがとうございます。
沖縄の会社と転職事情
こんにちは、ぶーこです。
今日は、移住して転職した会社について書いてみたいと思います。
沖縄の会社は、圧倒的に中小企業が多いです。
というより、ほぼ中小しかないです。
だからなのか、内地からするとすごく小さな会社なのに、なぜか大きな顔をしている社長が多くて、「男尊女卑」も内地よりもヒドイです。
「井の中の蛙」ってやつですね。
ですが、当の本人は(地方ではちやほやされているので)分かっていないということが多いようです。
ま、どこの地方も似たり寄ったりだと思いますが。
沖縄の人は、転職が多いといいます。
実際その通りだと思いますが、沖縄の助け合い精神があるからだとか、ゆっくり気質のためだとか、我慢が足りないからだとか、色々言われますし、そういった要素もあるかもしれません。
でも、上記のような問題が含まれているということを忘れてはいけません。
そんな会社ばかりではないですし、ディスりたいわけではないのですが、私のグチとこういう会社もあるという情報提供の一つとして。
私自身は、転職は初めてではなく、大きくは3度ほど、バイトや派遣も合わせると倍以上にはなります。
ダンナは、2度目ですね。
派遣時代には、大企業といわれる大手にいたこともあります。
自慢とかではなく、多くの企業を見ていると言う意味です。
東京のみでなく地方の企業にもいました。
過去の職業上、他の企業を見る機会も多くありました。
比較をするのは良くないのかもしれませんが、やはり会社の将来性や安定性、そしてなにより働きやすさは気になるところです。
入ってみないとブラックかどうか、働きやすいかどうかは分からないことが多いですし、色んな人の意見は参考になると思います。
その人にとってブラックでも、私にとってはホワイトということもありますが。
合う合わないというのは、人間関係だけでなく会社の文化や雰囲気にも当てはまりますよね。
沖縄の会社ですが、内地の会社に比べて、小さい・歴史が浅い、それに伴いワンマン社長も多いですし、愛社精神を持っている社員も少ないです。
損得勘定で働いている人が大半のため、転職にもそれほど抵抗はないようですし、移っていく人、途中から入ってくる人に対しても、それほど特別感や興味もなため、転職に関してはおおらかです。
年齢を重ねていても、転職回数が多くても、理由や経験は問われますが、仕事に就けることは多いです。それだけ、人手が少なかったからということでもありますし、コロナ禍の現在は状況が少し変わってきているようではあります。
沖縄でも、ブラック企業もあればホワイト企業もあるという、当たり前のことしか言えませんが、本当に酷いブラック企業でなくとも、ブラック企業だと思われていることは、沖縄では多いように感じます。
他を知らないからとか、知り合いの話だけを鵜呑みにしているとか、一部分しかみていないとか、自分のことしか考えていないので自分に何かあったらすぐにブラックだと言うとか、季節変動があり繁忙期の忙しさがハンパないためブラックと感じるとか、色々理由はありますが、とにかく「ウチはブラックだ」という沖縄の人は多いです。
ですが、色々な会社を見てきた身としては、そこまででもないです。
一般的な割合でブラック企業はある感じです。
確かに小さくて、社長がワンマンな会社は割合的に多いですが、ワンマン=ブラックではないですし、社長に意見できないように仕向けているのは社長ではなく自分たちだという自覚がない思考停止した人たちが多いです。
あと、自分が要領が悪くて仕事が終わらないのを会社のせいにする人がいますが・・・・どこも同じですね、それは。どうすれば出来るかを考えようともしないで、「できない」だとか「それは○○さんだからできることで」とか、「それは自分仕事じゃない」とか・・・。
そうかと思えば、やらなくてもいいようなことをやって、「忙しい」「帰れない」「時間長くて酷い会社だ」とか、来なくていい時間からなぜかいるとか・・・。
どんだけ要領悪い、と思うのですがそれを言うと嫌がられるし、やる気もなくなるので「大変だね」とだけ言うようにしています。
今の会社では、社長も社員も誰か人のせいにして、自ら考えようとしない思考停止をした人たちが多いと感じます。そのため旧態依然とした無駄も多いとも思います。
それがとても疲れると思う人もいれば、同じように流されていれば楽だと思う人もいれば、ビジネスチャンスと捕らえる人もいるでしょう。
純粋でだまされやすい地方の社長は、いい”カモ”と言えなくもないです。
騙されてる本人も、いつまでたっても騙されていたことにさえ気づいていないときもあるくらいです。
歴史が浅い小さな会社が多いこともあり、組織や仕組みといったものがほとんどない会社もあります。今の会社がそうです。
それを楽しめるか、チャンスと思えるか、最悪だと思うかで、だいぶ状況が変わってくるでしょう。
どうせ変わりっこないと諦めて文句ばかり言って動かないのが、多くの沖縄県民ですので、無理に変えよう、動かそうとは思わないで下さい。疎まれます。
下手すると、ミスを減らし、楽にしようという変更ですら嫌がられます。
少しずつ、1つずつ、1人ずつ、「あ、それいいね。」と言ってもらえることを増やしていくことです。
まずは、さっさと仕事を片付けて、さっさと帰ることです。
最初それをやると、どんどん仕事が増えるだけですけどね。
信用してもらい、仲間を増やし、意見を聞いてもらえるようになってから、やり方を変えていく。
他の方法もありますが、強攻策は結局失敗します。
本当は、経営者を変えるのが一番早いのですが、一番難しいです。
ブラック企業に当たってしまった人は、無理をせずにさっさと辞めてくださいね。
自分の身体と命が一番大切です。
退職、転職に遠慮はいりません。自分の人生です。
思い切って動いたほうが、結構なんとかなるものです。
合う会社がなければ、自分で作ればいいのです。
私は、本当に沖縄に来てよかったと思っているので、是非そういう人が増えて欲しいなと思います。
正直、会社には不満が沢山あるのですが、「それだけ経営者に文句言える会社も少ないし、結局合ってるんじゃないの?文句が楽しそうだよ。」とダンナに言われました。
「確かにその通りかも」です。文句も言えない会社なら、とっくに辞めてます。
世の中には、理想の会社もなければ、理想の社長や上司なんてのもいません。
もちろん、社長からすると私は文句ばかりで、理想の社員じゃないどころか面倒なだけでしょうし、お互い様というものです。
・・・もう少し今の会社に残ろうかなと思いつつ、求人情報を見たりしています。
沖縄にも、良い会社はたくさんありますよ!
ダンナは、「天職かも」と喜んで働いていますし。そう思えるまでには、人間関係等も色々あったみたいですけど、自分で居場所を作ったみたいです。
皆さんも、いいところを見つけてくださいね。
見つかるまで諦めずに転職する、または自分で居心地の良い会社に変えていく、又は起業するという手もありますから。
読んでいただき、ありがとうございます。
除湿機と乾燥機とコインランドリー
こんにちは、ぶーこです。
先日、ついに除湿機を買いました。
沖縄の湿度は、異常です。(内地からするとです。)
コインランドリーが、あちこちにある理由が分かりました。
洗濯物が乾かないからです。
最初は、「(沖縄は気温も高いし、洗濯物が乾かないなんて)そんなバカな」「梅雨は日本中にあるし、じめじめするのはどこも同じ」と思っていました。
・・・同じではありませんでした!
沖縄の梅雨と、それ以降の梅雨戻りのような時期の湿度の高さは、ハンパありませんでした。
洗濯物は乾かないし、紙の資料がよれよれ・フヨフヨの状態になるんです。
波を打ったあの感じです。思いっきり湿気を吸って、重さも変わり、下手すると表面にカビが・・・
今年は、急な豪雨は在りましたが、全体的に雨が少ないようで、去年よりましだと思っているのですが、ダンナいわく「これからだ」そうです。
病気のダンナのほうが頭も記憶力もいいのです。きっとそうなのでしょう。
沖縄では除湿機が必須だと聞いていましたが、去年のこの時期を過ごすまでは何とかなると思っていました。
・・・・なんとかならないことが分かって、除湿機買いました・・・と言うだけの話です。
除湿機、意外に良い仕事しています。
電気屋さんも、空気清浄機よりも除湿機を充実させるくらい並べていました。
サーキュレーター以上に、機種も台数も多かったです。
状況を見て、もう1台買うかな~。
家族持ち(子供のいるウチ)は、特に除湿機か乾燥機が必要ですよ。
本当に、洗濯物が乾かなくて困りますから。生地の厚いものは特にです。
10万円の給付金が入ったら、除湿機が欲しいということで、(まだ入ったかは見ていないですが)買いました。
残りの17万(ダンナと私の分合わせて)で、私用の新しいPCが欲しいな~。
ダンナは、You Tubeの見れるテレビが欲しいらしいですけど。
電化製品ばっかりですね。もう少し検討します。
10万円は有意義に使ってくださいね。
読んでくださり、ありがとうございます。
沖縄人とギャンブル
こんにちは。ぶーこです。
沖縄には、公営ギャンブル施設がありません。
競馬・競輪・競艇等の公営ギャンブルがないのは、それらの事業が生まれた戦後、まだアメリカ占領下だったためでしょう。(公営ギャンブルは戦後復興資金集めのためにできたと言われています。)
場外馬券売場等、支店(?)もありません。
では、そうした施設がなければ、ギャンブルとは無縁だと思いますか?
私の見解ですが、沖縄人はギャンブル好きです。
もしかすると、本人たちはギャンブルと思っていない可能性もあります。
パチンコ・スロットは、最近問題になっているので、さすがに分かっているかもしれませんが。
パチンコ・スロットが一番多いですが、マージャン・ゴルフ・高校野球でも賭けを当たり前のようにしています。
ものすごい高校野球熱だと思っていたら、実は「賭け」に熱中していたのには驚きました。
昔は闘牛や闘鶏でも賭けをしていたと、ダンナが話していました。
あと、花札が盛んらしいです。私はまだやっている人を見たことありませんけど。
施設がなければギャンブルはしないというものではありません。
貧すれば貧するほど、お金に困れば困るほど、一攫千金を夢見るものです。
そして、一度「濡れ手で粟」のお金を手に入れると、のめり込むものです。
公営ギャンブルの施設はなくても、そうした素養(?)は十分にあるということです。
沖縄では、宝くじが好きな人も多いようです。
ちょっと古い記事ですが、こんなものがありました。3年連続上位とか。
もう10年も昔のことですが、カジノ誘致でも議論していましたよね。
10年以上前から(もっと前から)、パチスロによるギャンブル依存は、沖縄でも問題になっていたようです。
沖縄では朝まで飲む風習からかアルコール依存の人も多く、依存症の一つとしてギャンブル依存にも取り組んでいました。
カジノ誘致の際にも、問題視されました。
私は、カジノ誘致とギャンブル依存とは別問題で、分けて考えたほうが良いとは思っていますが。それ以上の意見は、ここではやめておきます。
沖縄の人は、依存しやすいのかもしれません。(怒られそうですが。)
幼少期に親子関係に問題があると、その後も何かに依存しやすい性格になるときいたことがあります。親から得られなかった愛情や承認を、他の何かから得ようとしているとか、一時の刺激で生きている感覚を確かめているとか、自分を傷つけることやお金で注目を浴びるのが承認欲求を埋めているのか、心理学的には何かあるのでしょう。
沖縄では、兄弟が多い上に経済的に余裕がなく、幼少期に構って貰えなかった子が多かったのではないかと思います。
全県民的にも、日本から見放されている、人質にされている等といった感情と環境も、そういった寂しい心理を後押しというか、増強させているのかもしれません。
沖縄県は、アルコール依存も多いと聞きます。
朝まで飲み会・ビーチパーティという環境に加え、安価でおいしく、度数の高いアルコール(泡盛)がありますし、意外(?)に抑圧された狭い社会だともおもいますし。
「飲んで仕事に来るな」と怒られている人を見かけたり、実際に依存症で仕事にこれなくなった人もいるという話も身近で聞きます。
ウチのダンナも、それが理由で沖縄に来たのですが、父親も酷い依存症だったそうです。
サトウキビ畑の中にお酒を隠したとか、まだ小学生だったダンナがお酒を買いに行かされたとか、暴れもしたし、仕事もダメになって、お母さんは苦労したようです。
依存症や精神疾患系統が多いのは、第2次大戦の歴史のせいとも言われているようなので、あまり深くは突っ込みません。
ギャンブルの話でした。
沖縄県民が、ギャンブルを好きなのは間違いありません。
お金を賭けるとか、スリルを楽しむというより、楽して一攫千金を狙っている人が多いイメージです。
漁や猟で大物を狙う、狩猟民族的イメージです。
沖縄出身の芸能人が多いのは、彫りが深いとか、小麦色の肌にアジアンチックな魅力があるとか、ハーフやクウォーターが多い等といった外見だけでなく、「一発当てたい」という沖縄人気質もあるのではと思います。
願わくは、多少の紆余曲折があっても、ずっと長く勝ち続けることを祈ります。
沖縄と沖縄県民が、幸せでありつづけますように。
読んでいただきありがとうございます。
ゆくいどころとゆんたくともあい
こんにちは。ぶーこです。
沖縄の風習というか習慣というか、色々あります。
沖縄に来て、南に国の人がゆっくり生きている意味が分かったと以前書きました。
それ(ゆっくり生きること)に通じるものが、「ゆんたく」だと思います。
「ゆんたく」は、おしゃべりのことですが、我々ナイチャーが考えるおしゃべりの域を正直超えています。1~2時間では済まないのです。
腰を据えて4~5時間が当たり前。下手をすると、それ以上になることも・・・。
「私には付き合いきれない」「疲れる、いつ終わるんだ」「さっき終わりかけてたのに」「時間がもったいない」「他にもしたいことあるのに」・・・等々と思ってしまっていました。
まだまだウチナンチュには程遠いです。
ゆっくり生きる南の国の人には、ゆんたくは重要なのです。
お茶を飲みながら水分補給をし、ゆんたくで情報交換とストレス解消をし、日が暮れるのを待つ・・・とても理にかなっています。気温が高いと、本当に体力いりますよね。何もしてなくても、ぐったりしますから。
そして、その「ゆんたく」をするのが「ゆくいどころ」です。
「ゆくいどころ」は、休憩所の意味です。ゆっくりするところということです。
今では、あちこちのお店の名前に使われていたりもします。
沖縄の人は、ゆっくりしていってといわれなくともゆっくりする人が多いイメージです。(あくまでイメージです。)
女性はゆんたくで、男性は飲み会で、何時間でもおしゃべりしています。
飲み会は、朝までは当たり前で、そのまま仕事に行く人もいるぐらいだとか・・・。
今はだいぶ減ったとのことですが、危険ですね。運転しなくとも、いろんな意味で。
それだけ仲間との会話や時間が大事だと言うことなのでしょう。
仲間との繋がりは、「もあい」が普通に成り立っていることからも分かります。
地域によって「結(ゆい)」とか「模合(もあい・もやい)」という交流や繋がり・助け合いがあったのは、あちこちで残っています。
一人では出来ない大きなことを、昔はそういった助け合いで行っていたということで、聞いたこともある人はいると思います。
驚いたのは、沖縄で残るその形(やり方)です。
わらぶき屋根を皆で葺き替えるとか、棟上を皆で助け合うとか、漁(や猟)で大物を助け合って仕留めるとか、広大な農地の農作や収穫の手伝いとか、子供の面倒をお互いに見るとか・・・各地で残っているようなそんな助け合いではないのです。
では、どんな繋がりかというと・・・
「金」です、「かね」。
「きん」ではなく、「お・か・ね」。
合理的といえば合理的なのですが、毎月5千円とか1万円とか(10万円なんていう集まりも)を、集金し、順番にそのお金をメンバーに渡すのです。
1万円の会費で、10人のメンバーであれば、10ヶ月に1度10万円を手にするということです。
出産や進学、入院等といったことで、お金が必要な人が使えるようにという助け合いの意味だったらしいのですが、今ではすっかり「順番」で落ち着いているそうです。
まあ、順番のほうが不満も少ないですよね。
さらに驚いたのが、そうした「もあい」のグループがそこかしこに沢山あり、いくつものグループに入っている人がいるということを聞いたからです。(2~3という人が多いようです。)
そして、集金の際はきまって「飲み会」「食事会」だそうです。(出席しなくても集金はされます。)
組合や農協のような役割を、そういった組織に支配されず、仲間内で行っていたものなのだろうと(自分なりに)理解しています。
ある意味、好きなグループのみに属せば良く、組織が力を持つこともないので、とても民主的といえますし、合理的だと思います。
私は1つも入っていません。そもそも誘われたこともないですが、誘われても入る気はありません。ダンナにも、入るなと言っています。
ダンナには、別の意味で(飲み会を避けるために)、「同窓会ともあいには、近づかないように」と伝えています。
沖縄にギャンブルが多いのは、こうした風習もあるのではと思ってしまいます。
悪い風習と言う意味ではないのですが、一時急に大金を手にするというのは、似た要素を持っているように感じてしまうのです。
助け合いと言えば聞こえはいいのですが、こうした風習と大家族という環境もあいまって、お金がなくても「なんとかなる」と、働かなかったり、貯金をしていなかったりということに繋がっていなければいいなと思っています。
子供が稼いでいるから自分は働かなくても大丈夫とか、親が土地を持ってるからそのうち貰えるとか、そんな考えをしている人がいたので、助け合いというより、楽をしたいだけだったり、人に依存しているように思えて、ちょっと心配になりました。
まあ、誰でも楽はしたいものなので、それが悪いとは言いませんが、もし私が兄弟や親に頼られる立場だったら嫌だなと。
私は、自由に、ゆっくりと、楽しく生きていきたいです。
読んでいただき、ありがとうございます。