ダンナの病気
こんにちは。ぶーこです。
すこし、ダンナの病気の話をしておきます。
ストレスに感じていることは、言葉にして吐き出したほうが良いという記事をどこかで見ましたので。
あまりストレスには感じないようにはしているのですが、やっぱりなんとなく心に引っかかるところはあり、今自分の仕事があまり上手く行っていないこともあって、そういう時にダンナも具合悪くなったりするんですよね。
それで私も、具合が悪くなるという。
あ、ダンナは、ウツとアルコール依存症です。
過去記事はこちら。
アルコール依存
たぶん、ダンナはまだ底まで行ってません。
放っておいて自ら底尽きを経験しないと、本当に「治りたい」「治したい」と思わないし、お酒もやめられないといいます。
底までいく前に手を貸してしまうと、結局は再飲酒を繰り返しまた手を貸す、という共依存になってしまうとか。
悲劇のヒロインをやりたいわけでもないし、まったくもって悲劇ではないので、お互いに「変わった生き物が家にいる」感覚で、観察がてら笑いながら一緒に生活しています。
出会った頃は、既に依存症でした。
1ヶ月くらい隠してました。
知らずに一緒に飲んで、その日にまた財布を無くしたり、翌日から会社に行けなかったりで、しばらく連絡も取れませんでした。
知り合う数ヶ月前にも、警察沙汰になるような大きな失敗をしてしまい、しばらく禁酒していたようです。(後から分かった話ですが、酔って知らないうちに他人の家に入り込んで寝ていて通報されたとのこと。)
会社をクビになり、依存症の病院に入院することになりました。
なぜ別れなかったか・・・ですが。
依存症を甘く見ていたというか、何とかなるとたかをくくっていたというか、あまりの優しさにほだされたというか、次の就職先も決まっていたし、結婚を焦っていたから、というのが一番の理由でしょうか。
退院後は、おとなしくしていましたし、1年くらいはお酒も飲んでいませんでしたので「大丈夫」と思ってしまいました。
まったくもって大丈夫ではありませんでした。
うーん、それを思い出してみると、今の状態も「大丈夫」とは言えないです。
依存症の人にとって「断酒」とは一生続けなければいけないこと、病気とは一生付き合わなければいけないことです。
10年お酒をやめていたのに、たった1日のたった1本で元の(ヒドイ時の)状態に戻ってしまったという話はよく聞きます。
ダンナは、仕事のストレスもあって、少しでいいから飲みたいと1日1本だけと決めて、また飲み始めました。
隠れてもっと前から飲んでいたかもしれません。
反対したり、禁止したりすると、隠れて外で飲んだり、飲んだときに責めてしまったり、ウソをつかれたり、私が悪いのかもという負い目だったり等といったストレスが嫌で、放置しました。
放置というより、容認ですね。
家で、少しだけならと、一緒に飲むようになっていました。
(今もこの状態です。3年前と一緒。また繰り返すのでしょうか?)
それから半年後くらいです、酷くなっていったのは。
その後は、いくつかの要因(ストレス)が重なり、うつ状態が長引いていきました。
うつで、夜は寝られない、食欲も無い、起きるのも辛いのでずっと布団に寝ている、難しいことを考えられずテレビを見るのも辛い、何か食べると吐き気がする、何も食べて無くても吐き気がする、昔のことがフラッシュバックする、仕事に行けない自分に自己嫌悪、何のために生きているのか分からなくなる、早く死にたい、でも動けない・・・というようなことの繰り返しなのだと言っていました。
聞いているだけで、しんどいですね。
食べるものだけ買ってきて放置してましたけど。仕事もあったし、疲れてるし。
少しウツが抜け始めて動けるようになると、外に買い物に出て、なぜかお酒を買って飲んでしまうということを何度か繰り返して、病状と状況は悪化しました。
会社に完全に行けなくなりました。「仕事を休みます」連絡すら出来なくなり、「電話して」というのです。
(電話できるうちは、ウソをつくのです。体調不良はまだ良いほうで、「インフルエンザで」とか「妻がインフルで面倒見ないと」とか。インフルなら1週間休めると思っていたようで。)
私は電話しませんでした。そういった面倒はみないと決めていました。
必要最低限、どうしようもない時には病院へ連れて行くことだけを決めていました。
そして無断欠勤が1ヶ月になりました。
思ったより長くなりそうなので、「ダンナの病気・2」に続きます。