ぶーこの移住日記

ワケあって・・・移住しました。

ダンナの病気・2

こんにちは。ぶーこです。 

 

引き続き、ダンナの病気についてです。

前回はこちらです。

 

 

ijuseikatsu.hatenablog.com

 

 

続き

 会社に行けなくなって1ヶ月。

会社側からの連絡、面談により、退職が決まりました。

 

ひとつ、肩の荷が下りたのか、ようやく少し動けるようになり、病院へ通院を始めました。

移住については、はじめ「マンション売りたくない」と駄々をこねていました。

たぶん、うつとアルコールで判断能力も低下していたこと、東京で頑張ってきた証がマンションだったこと、もう2度と買えないだろうということ、色んな思い出と愛着があること等々、さまざまな思いがあったようです。

それを知らずに横から勝手なことばかり言いやがって、ローンだってこんなにあるのにどうするんだ、いくらで売れるんだ、ローンは返せるのかと。

 

それが・・・私の説得と、着々と進めたマンション売却の不動産屋さんとの面談後、すっかり考えが変わりました。

お陰で、沖縄へ行くという目標が出来て、病院への通院もあり、2ヶ月は小康状態でなんとかもちました。

が、マンションの売却が決まったとたん、緊張の糸がまた切れてしまったようで、またお酒に手を出したのです。病院にも通ってるのに、薬も飲んでるのに。。

 

外で飲んで動けなくなっているところを警察官に保護されたため、お酒が買えないように財布を取り上げました。

そうしたら、財布に入れていない予備のキャッシュカードでお酒を買っていたので、キャッシュカードも全部取り上げました。

どちらも最初は、隠していたのですが、隠したと分かると探すのです。

私が出勤してから家中を探し回り、泥棒でも入ったのかと思う状態になるのです。

なので、持ち歩くことにしました。

次に取り上げたのは「携帯電話」、お財布ケータイではなかったのに、アプリか何かで買い物するのです。すごいです。そんなこと1度もしたことが無かったのに、思考力が低下している頭で必死に考えるようです。

携帯電話は、さすがに堪えたようでした。

でも今度は、自販機の下とかお釣り返却口を漁るんですよね。

ついには、万引きしそうになったというので、全部返しました。

このころですね、自殺念慮が酷かったのは。

飛び降りや飛込みをしなくて良かったです。何度も考えたようですし、危ない時も何度かありましたが。

 

そしてついに・・・ついにじゃないですが、家の前で倒れて動かないということで「救急車」を呼ばれました。警察にお世話になった数日後でした。

仕事中に携帯がやたら鳴っているとは思っていましたが、マナーモードにしていましたし、仕事中に携帯は見ないことにしていましたし、派遣でしたし、ということもあって気が付くのが遅くなってしまいました。

救急隊員は、ダンナの携帯の中にある番号に片っ端から電話していたようです。

お陰で、救急隊員以外(お母さんや兄弟たち)からも電話が入っていて、ひっきりなしに電話が鳴っていたのでした。

通院中の病院にも電話がいっていました。

お陰で翌日、予約も無いのにすぐ診てもらえて助かりました。

もちろん付き添いました。立てない、歩けない、ろれつも回らない状態のままでしたので。

 

マンションの売却も、沖縄行きも決まってるのに・・・こんな時期に・・・

こんな状態で、飛行機乗れるのか?という状況でした。

2人で予約はしていましたが、最悪私一人で沖縄に行き、アパートを決めてこようと思っていましたが、一人でそのまま数日間置いておくのも心配なので、入院も視野に入れていました。

 

結果、大丈夫というより、何とかなったのですがね。

アパートの契約時も、名前が書けなくて大変とかありましたが。

 

現状

完全移住してからは、落ち着いていました。

いや、数ヶ月に1度ウツがやってきては、ひやひやしてました。

しかも、ナイショで飲んでいたことが1度や2度ではありません。

仕事のストレスで、飲まずにはいられないとか。

多分仕事してなくても飲みますが。

 

もう隠れて飲むくらいなら、飲んでいいからウソつくなと、また一緒に飲んでいる状況です。

やめろといっても無理というか、周りがそう言えば言うほど、本人も意固地になるというか、隠したりウソをついたり、外で飲んだり(しかもあわてて)で、ろくなことはないですので。

何が正解なのか分からないというより、正解はないのだと思います。

いや完全な断酒が一番正解なのでしょう。

そういう環境にもっていく、逃げ場所や仲間を作るといったことも必要かもしれません。

それも難しいのですが。

 

ひとまずは、現状維持で、見守っていきます。

先日、家で飲んでぶっ倒れてたんですけどね。空き缶、ごろごろ転がってました。

翌日、ケロッとして「覚えていない」って、本当にひやひやします。

 

 依存症を家族に持つ人もいるでしょうが、病人の躁鬱や騒動に巻き込まれて家族が参ってしまわないように、適度な距離感を保っていてくださいね。

って、家族ってだけで巻き込まれるものですが。

 

 

読んでいただき、ありがとうございます。